銚子まではそう遠くないはずなのに、利根川沿いの道はどこまでも続く。ナビは「あと○○キロ」と気休めを言うけれど、川と田んぼの風景が永遠にループしているような気がする。途中、道の駅水の郷さわらでトイレ休憩。ここがやたら混んでる。特産品直売所には人、人、人。みんな何をそんなに買うんだろう。いや、自分も気づけば濡れ煎餅を手に取っていた。
ようやく着いたのは13時前。いたこ丸。4時間以上かかったのに、店の前ではすでにお客が順番待ち。海風が少し生ぬるい。ようやく通された席で、迷わず「(並)定食」。刺身とマグロの唐揚げがセットになっている。で、そのマグロの唐揚げが――うまい。思わず箸が止まるほど、外はカリッ、中はふんわり。魚なのに肉っぽい。これは反則。
満腹のまま、帰りは大栄インターから東関道へ。景色はもう覚えていない。たぶん運転してた。ほとんどそれしかしてない一日。でも、ふと振り返ると、マグロの唐揚げの味だけが妙にくっきり残っている。あれをまた食べるためだけに、4時間運転してもいいかもしれない。たぶん、いや、きっと。
そんな感じです。

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